2022年2月28日 / 最終更新日時 : 2022年3月7日 高野 日々と書 イノシシと下山して、バターナイフをつくった 尾根での邂逅 足跡のない尾根を進んだ。尾根の西側は比較的緩やかな勾配で、杉造林地が広がっているが、東側は急峻で、ほとんど崖っぷちまで行かないと斜面が見えないほどだった。葉を落とした木々の先に茶色い犬が見えた。白い雪のな […]
2022年2月24日 / 最終更新日時 : 2023年8月2日 高野 小さな林業 スプーンづくりと「ロビンソン・クルウソオ」 定住という冒険 「冒険は漂流にではなく、むしろ定住にある。」ということばがある。花田清輝が「ロビンソン・クルウソオ」という文章のなかで言っている。 すでに新訳版の登場によって絶版になっていた吉田健一訳の新潮文庫『ロビン […]
2022年2月19日 / 最終更新日時 : 2022年3月6日 高野 日々と書 陽だまりと『時をたたせる為に』 二つの冬 「冬が来た」 さいたまにいるころに読んで、なんとなしに気にかかっていたラフォルグの「冬が来た」という詩を、こっちで読みなおしたら、よくよくひびいた。 公園のベンチは濡れていて、もう腰掛けることが出来ない。もう […]